アメリカで使われている動物福祉用語集


アメリカのアニマルレスキュー用語集(あいうえお順)*最新更新日2014年11月13日

【あ】

アニマルレスキュー・グル―プ(Animal Rescue Group)

動物愛護団体。シェルターと違い、動物を収容する施設を持たずに保護動物をフォスターボランティア(後述)に預けて保護活動をする団体。シェルターと呼ばれることもあるが、単にレスキューと呼ばれることも多い。例:キャットレスキュー(猫専門のレスキュー団体)など

アドプション/アダプション/アドプト(Adoption)

譲渡の意味。アドプション・イベント(譲渡会)、アドプション・アプリケーション(譲渡申し込み書)など

アビュース(Abuse)

動物虐待

アバンドン(Abandon)

(飼い主に)捨てられる事

【い】

【う】

【え】

SPCA(エスピーシーエー)

全米の様々な地域のシェルターや動物愛護団体の名称に使われているが、団体同士の関係性はなく、単に動物愛護団体と言う意味でつけられている。SPCAと同様に、Humane Societyとついている団体やシェルターも、関連性はなく動物愛護団体と言う意味合いで名称に用いられている。

【お】

【か】

ガスチェンバー(Gas Chamber)

二酸化炭素ガスによる窒息死。安価なため、殺処分率の高い日本の保健所では未だ主流の殺処分の処置であるが、アメリカでは動物たちが数十分にわたり苦しんで死んでいくので、薬による安楽死へと移行する動きが見られる。それでもまだまだガスによる殺処分は全米で見られる。

【き】

【く】

グリーン・ビルディング(エコ・ビルディング)

緑の建築(又はグリーンビルディング、英Green building)は、建築と敷地利用、エネルギーと水、資材の集積を高め、敷地・デザイン・建築・作業・維持・除去-完全な建築ライフスタイルを通して、人間の健康と環境に影響を与える建築の減少の実施を行うことである。定義にわずかな違いがあるが、緑の建築は時に「持続可能な建物」または「環境建築物」としても知られている。Wikipediaより

その他、動物福祉用語集ページをご覧下さい。

【け】

【こ】

仔犬や仔猫の社会化:

生まれてから生後8週間〜12週間の間に、仔犬や仔猫はその母親や兄弟達から、色々な事を学びます。この大切な時期は「社会化」と呼ばれ、生涯においての心身バランスの基本となります。この理由からアメリカでは、犬や猫の問題行動・健康問題は、幼少時の社会化期が大きく影響していると考えられており、ほとんどの州では、生後8週間未満の動物の売買や譲渡は法律で禁止されています。Dear Paws「仔犬/仔猫の社会化について」より

【さ】

サレンダー(Surrender)

(飼育を)放棄された

【し】

譲渡会/里親探しの会(Adoption Event)

シェルターから引き出された身寄りのない犬猫たちの、新しい飼い主さんを探すイベントのこと。週末などにペットストアなどの場所を借りて開催されることが多く、イベント当日は犬猫と対面して申込用紙を提出するだけで、マッチングのための面接や家庭訪問、動物の引き渡しは後日行われる。

シェルター(Shelter)

日本では保健所に該当する、動物の保護施設。ハイキルシェルター(High Kill Shelter)、ローキルシェルター(Low Kill Shelter)などの種類もある。

【す】

スペイ(Spay)

メスの動物に対する不妊(避妊)手術
※オスの場合はニューター(Neuter)

ストレイ(Stray)

一度はペットとして人に飼われていた野良の動物。野良犬:Stray Dog、野良猫:Stray Cat

【せ】

【そ】

【た】

【ち】

【つ】

【て】

ティーエヌアール(TNR)

地域猫活動。トラップ(T:仕掛けて)、ニューター(N:不妊手術をし)、リターン/.リリース(R:元の場所に戻る)の頭文字を取った造語。野良猫の繁殖を抑える活動で、保健所に収容する猫の数が軽減する、地域の安全や衛生が向上すると様々な効果がある。Dear Paws「TNR」より

デクロウ(Declaw)

猫に施されることが多い爪(Claw)の除去手術。家具や人を傷つけないように、猫愛好家でも飼い猫に好んで施術する人が多いが、猫にとっては心身の多大なストレスになるため、動物福祉関係者や多くの獣医師の間では動物虐待に値する行為として、手術が与える猫への負担を周知し、近年ではデクロウ手術の抹消を目指す風潮が目立ってきている。爪除去以外に断尾(Tail Docking)、断耳(Ear Cropping)なども「現代のコンパニオンアニマルには治療目的以外では不要な手術」として、禁止を訴える傾向が強くなってきている。

【と】

闘犬賭博/ドッグファイト(Dog Fight)

アメリカ全州で禁止されている犬を使った賭博。未だに人気のギャンブルで、住宅街にある一軒家の地下や倉庫で行われるため規制や摘発が難しく、アメリカ全米でおおよそ4万の組織と路上での素人による闘犬賭博が10万件は存在されていると言われており、把握されているだけで年間2万頭近い犬が闘犬賭博の犠牲になっているが、実際にはデータ―以上の動物が犠牲になっていると言われている。また、負けた犬は商品価値が亡くなるため、生きたまま焼却や餓死など無残な死なされ方をするケースが目立つ。闘犬の摘発現場からはけん銃やドラッグが発見されることが多く、やがて人を対象にした事件にもつながりやすいことから、全米で規制が急がれている。闘犬の情報には賞金がかけられていることもある。闘犬にはおもにピットブルやロットワイラーと言った「パワフルな犬種」が利用されるが、子犬や小型犬、猫などの小動物もベイトドッグとして利用されている。闘犬は動物福祉の問題だけでなく治安や、賭け金がマフィアなどに流れるため早急に阻止する必要がある問題であるとして対策が練られている。

【な】

ナーシン/ナーシング(Nursing)

授乳期間。予防接種を受けれない幼齢で、特別な注意やケアが必要な生後間もない動物について用いられることが多い。Nursing Care(授乳ケア)、Nursing Volunteer(授乳期間の犬猫専用ボランティア)など

【に】

ニューター(Neuter)

オスの動物に対する不妊(去勢)手術
※メスの場合はSpay(スペイ)

【ぬ】

【ね】

ネグレクト(Neglect)

(動物)虐待

【の】

【は(ぱ)】

ハイキルシェルター/アニマルコントロール(動物管理局)

アメリカでは保健所、アニマルコントロール、ハイキルシェルターのほとんどが市や郡、州によって運営される動物収容所の事を言います。この施設では、野良犬、野良猫、飼育放棄されたペット、野生動物などがいます。市や郡、州によって運営される施設では、入って来る動物の全てを受け入れる義務がある為、収容数は常に満杯で、次に入って来る動物のスペースを作る必要性から殺処分される確立が高いためハイキル(High Kill)シェルターと呼ばれています。

パピーミル(Puppy mill)

パピー(子犬)とミル(工場)を併せた造語で、犬や猫を物のように大量生産し、卸しや販売をするブリーダーのこと。kitten mill(子猫工場)やbird mill(小鳥工場)などの類似語もあ る。

バックヤードブリーダー(Back Yard Breeder)

専門知識のない人が、自身の裏庭(バックヤード)で子犬や子猫を繁殖し販売することを元に呼ばれるが、実際は犬種(猫種)に対する莫大な専門知識を持ち、年に一度しか繁殖させない、繁殖動物の遺伝子等の問題などのテスト、自らが繁殖した犬猫が保健所などのシステムに流れてしまう事を防ぐために、購入者が将来飼えなくなった犬猫は、自らが再び引き取る事など条件にするなどの「本物のブリーダー」などに比べ、その他のブリーダーや一般家庭にて繁殖する、または飼い犬、飼い猫を妊娠させてしまう人達の事を言う。

参考「バックヤードブリーダーへの手紙」「【コラム】信頼のおけるブリーダーさんとは?

【ひ(ぴ)】

ヒューメイン・ソサエティ・シリコンバレー:

アメリカ発の「アニマル・コミュニティー・センター」としてオープンした新しい形のローキル・シェルター *ヒューメインソサエティ・インターナショナル米国ヒューメイン・ソサエティとの関係はなく、あくまで私営の非営利団体。

ピットブル(Pit Bull Terrier)

もともとイギリスで闘犬のために作られた犬種であったが、闘犬が禁止となりイギリスやアメリカのいくつかの州では所有が禁止されている。近年はキツネの選択交配(穏やかな個体を何代も選択し交配する方法)で家庭犬に適したピットブルを作るようにもなってきているが、力が強く、気性のコントロールやしつけ直しが難しいため、経験のない人が飼育するのには難しい犬種のひとつである。現段階ではアメリカで起こる犬による人間殺傷事件では毎年一位になっている。ピットブルの本種であったスタッフォードシャーテリアは闘犬であったが、現在は品種改良され家庭犬としてFCI公認の犬種のひとつになっている。ピットブルの今後も大いに注目されている。

【ふ(ぷ)】

フェラル(Feral)

生まれた時から一度も人に飼われたことがない動物。野良犬(Feral Dog)、野良猫(Feral Cat)

フォスター(Foster)

新しいお家が見つかるまで動物たちを自宅で預かるボランティアやシステムのこと。動物一時預かりボランティア。

類似語:フォスターホーム、フォスターボランティア、フォスタープログラム/システムなど

ブリードレスキュー(Breed Rescue)

特定の犬種や猫種を保護するアニマルレスキューグループ。

【へ(ぺ)】

米国ヒューメンソサエティ/全米人道協会(HSUS/The Humane Society of the United States)

アメリカ最大の動物愛護団体で、活動の領域はコンパニオンアニマルや畜産動物、野生動物になど多岐にわたり、災害時には海外にも活動を遠征している。具体的な動物保護活動のほかに講演会や勉強会、政治的な調査なども実施しているhttp://www.humanesociety.org/

ヴェット(Vet)

獣医師(Veterinarian)の略。

ベイトドッグ(Bait dog)

闘犬のリングに投げ込まれるオトリ用の子犬や犬、猫など。小型動物がベイトとして犠牲になることが多い。ベイトに利用される動物の多くは一般家庭から盗まれ、闘犬に悪用されている。

【ほ(ぽ)】

【ま】

マイクロチップ:

米粒ほどの小さな大きさで、動物の母親が子どもを運ぶ際にくわえる首の皮下の下に装着するため犬や猫には痛みが伴わず生後2ヶ月の動物に装着することが出来ます。迷い犬の保護数がマイクロチップの導入により減少傾向にあるのを受け、装着を導入するレスキューも年々増加。ペットホテルや動物病院によっては、利用時にマイクロチップの装着を条件にしているところが少なくなくない。 Dear Paws「マイクロチップ」より

【み】

【む】

【め】

【も】

【や】

【ゆ】

ユーサネージィア(Euthanasia)

安楽死 薬によって動物を眠らせ、痛みや苦痛を与えずに死なせる事。

【よ】

【ら】

【り】

【る】

【れ】

レィビース(Rabies)

狂犬病。アメリカは未だ狂犬病の発生国であるため狂犬病の予防などに力が入れられている。

狂犬病予防接種:Rabies Shot

【ろ】

ローキル・シェルター:

ローキルシェルター(Low Kill Shelter)とは殺処分率が低いシェルターの事を指します。ローキル・シェルターでは、ハイキル・シェルター(High Kill Shelter)に収容されていた、動物達を引き出し、獣医による診察を受けた後、不妊手術、マイクロチップの装着、必要な場合にはトレーニングまたはリハビリなどを施した後、新しい家族を見つける活動をしています。

【わ】

【を】

【ん】