犬のかじりグセを解決する

犬にとって物をかじると言う行為は、楽しくて甘美な本能的な行動です。ではそのような犬にとって自然な習性を、私たち人間はどのようにして犬との信頼関係を失うことなく、修正していくことができるでしょうか?

犬が物をかじって破壊するハプニングは、飼い主の留守中に最もよく起こります。ですから一番簡単で効果的な方法は、犬をクレートトレーニングし、留守中に起こりうるハプニングを飼い主が管理して予防してしまうことです。犬をクレートに入れる時はコングのように、犬が喜ぶ丈夫で美味しいおもちゃを一緒に与えてやります。もしも犬がそのおもちゃに興味を示さないようなら、犬用のクリームチーズやピーナツバターなどを塗ってやると、犬も口に入れ、やがで大好物になるでしょう。

この時、普段犬にかじって欲しくない物、例えば中古の靴やスリッパ、靴下やぬいぐるみ、子どもの使い古したおもちゃなどを与えないようにして下さい(犬には中古と新品の区別がつきません)。それ以外にも壊れやすい物は犬が喉につめる恐れがあるので、与えないようにして下さい。

またちょっと目を放した隙に、好ましくない物を犬がかじらないように、犬用のかじりグセ防止スプレーなどを利用したり、「離せ」「やめろ」などのコマンドを日ごろから教えておき、犬が物をかじる行為を人がコントロールするようにします。

とは言っても犬にとってかじると言う行為は、リラクゼーション効果の高い、大切な習慣でもあります。ですので、かじる行為を100%禁止するのではなく、コングや硬いオモチャ、長持ちするおやつなど、かじっても良い物を与えてやりながら、犬にかじっても良い物とダメな物がある事をはっきり示してやるようにして下さい。

なかなか治らない犬のかじりグセは運動不足や社会化不足、欲求不満やストレスサインのこともありますので、上記の方法と一緒に犬の環境も見直してみてください。

参考資料

この資料について&ダウンロード

copyright © 2025 Sunshine Smile. All Rights Reserved. 本誌に掲載されているイラストレーション、および記事の無断転載、使用を禁じます。この資料を各自印刷し、無料で配布や使用する事は可能です。(2017年8月2日発行)

免責

記載されている内容の効果や安全性を当団体(サンシャイン・スマイル)で保証するものではありません。これらの資料は参考資料としてお読みください。

サンシャイン・スマイルの公式SNSアカウント

  • Facebook
  • Instagram
  • twitter