お子さんに犬との接し方を教えましょう
犬と子どもはとても良い友達になれます。しかし子どもが犬の接し方を知らないと時に犬と子供の友情は惨事になってしまうことが少なくなりません。毎年、多くの犬が子どもを噛んだと言う理由で殺処分になっている現実があります。アメリカでは犬の傷害事件の47%は子どもが対象でそのうち23%は自宅の犬のいる家庭で起こっています。子供が犬の接し方さえ正確に知っていれば未然に防げた事故です。
それではここでいくつかのガイドラインを紹介したいと思います。お子さんと犬たちの安全のためにぜひお子さんに教えてあげて下さい!
- ご飯を食べている犬や夢中でおもちゃで遊んでいる犬には近づかない。犬が口 に入れているものを取り上げない。
- 犬に対して犬の鳴きまねや吠え真似をしない。
- 犬を追いかけたり、犬に追いかけられることを許さない。
- 知らない犬には近づかない。特に他の家や庭に繋がれている犬はテリトリーを 守る意識が強く子供を攻撃することが多く見られます。これは凶暴性からでは なく防衛本能からの攻撃ですが、いずれにしても犬が処分されてしまいます。
- 人が散歩に連れている犬は最初に飼い主さんに撫でてもいいか聞いてくださ い。たとえその犬と顔見知りであっても犬の感情や状態(病気など)は毎日違 います。必ず飼い主さんに尋ねるようにしてください。
- 犬をなでるときは上からではなく下から出を出す。頭からではなく顔の側面か ら撫でるようにする。
- 犬に手を出す時はパーではなくグーで。手の甲の方を少し近づけ、犬が自主的 に臭いを嗅ぐのを待つ。
- 犬の周りで大声を出したり叫んだりしない。速いスピードで動いたり、甲高い キーキー声は犬を怖がらせることがあり、恐れから犬が噛むことがあります。
- 犬のプライバシーを尊重しましょう。食事や犬が無心で遊んでいる時以外にも クレートの中に入っている時、眠っている時は犬を見守ってやるようにしてく ださい。
- 犬を睨まない。犬の言葉で睨むことは喧嘩を挑発している意味になります。 そして犬は防衛本能から子供を噛んでしまうでしょう。
- お子さんが犬に近づく時は必ず大人の監視下に置いてください。