第1回:アメリカのローキルシェルター&ハイキルシェルターについて☆サンシャインスマイルのアメリカ動物事情動画

アメリカの動物事情を分りやすく説明する「サンシャインスマイルのアメリカ動物事­情動画」。第1回目はアメリカのローキル&ハイキルシェルターについてのお話です。ロー­キル(Low Kill)とは殺処分数が低いという意味で、ハイキル(High Kill)は殺処分率が高いという意味です。この2つのシェルターがアメリカでどのような役割をしているのかお話しています。

この動画に出てくる用語説明

保健所=アニマルコントロール(動物管理局)=ハイキルシェルター:
アメリカでは保健所、アニマルコントロール、ハイキルシェルターのほとんどが市や郡、州によって運営される動物収容所の事を言います。この施設では、野良犬、野良猫、飼育放棄されたペット、野生動物などがいます。市や郡、州によって運営される施設では、入って来る動物の全てを受け入れる義務がある為、収容数は常に満杯で、次に入って来る動物のスペースを作る必要性から殺処分される確立が高いためハイキル(High Kill)シェルターと呼ばれています。

ローキル・シェルター:
ローキルシェルター(Low Kill Shelter)とは殺処分率が低いシェルターの事を指します。ローキル・シェルターでは、ハイキル・シェルターに収容されていた、動物達を引き出し、獣医による診察を受けた後、不妊手術、マイクロチップの装着、必要な場合にはトレーニングまたはリハビリなどを施した後、新しい家族を見つける活動をしています。

マイクロチップ:
米粒ほどの小さな大きさで、動物の母親が子どもを運ぶ際にくわえる首の皮下の下に装着するため犬や猫には痛みが伴わず生後2ヶ月の動物に装着することが出来ます。迷い犬の保護数がマイクロチップの導入により減少傾向にあるのを受け、装着を導入するレスキューも年々増加。ペットホテルや動物病院によっては、利用時にマイクロチップの装着を条件にしているところが少なくなくありません。 Dear Paws「マイクロチップ」より

仔犬や仔猫の社会化:
生まれてから生後8週間〜12週間の間に、仔犬や仔猫はその母親や兄弟達から、色々な事を学びます。この大切な時期は「社会化」と呼ばれ、生涯においての心身バランスの基本となります。この理由からアメリカでは、犬や猫の問題行動・健康問題は、幼少時の社会化期が大きく影響していると考えられており、ほとんどの州では、生後8週間未満の動物の売買や譲渡は法律で禁止されています。Dear Paws「仔犬/仔猫の社会化について」より

ヒューメイン・ソサエティ・シリコンバレー:
アメリカ発の「アニマル・コミュニティー・センター」としてオープンした新しい形のローキル・シェルター *ヒューメインソサエティ・インターナショナル米国ヒューメイン・ソサエティとの関係はなく、あくまで私営の非営利団体。

グリーン・ビルディング(エコ・ビルディング)
緑の建築(又はグリーンビルディング、英Green building)は、建築と敷地利用、エネルギーと水、資材の集積を高め、敷地・デザイン・建築・作業・維持・除去-完全な建築ライフスタイルを通して、人間の健康と環境に影響を与える建築の減少の実施を行うことである。定義にわずかな違いがあるが、緑の建築は時に「持続可能な建物」または「環境建築物」としても知られている。Wikipediaより

その他、動物福祉用語集ページをご覧下さい。

ビデオの利用規約&免責

このビデオは、個人や勉強会などで無料でご利用頂けますが、利益目的での活動での利用や、第三者への転売は禁止しています。当サイトでは無料でダウンロードできる資料「動物について学ぼう!」も公開していますので、併せてご利用ください☆

また、アメリカは国土が広く、動物福祉活動や動物に対する認識にも地域差があります。この動­画の情報はあくまでも一例としてご覧ください。

サンシャイン・スマイルの公式SNSアカウント

  • Facebook
  • Instagram
  • twitter